ディスクアットワンス方式・ISO9660でCD/DVDに書き込む
Windowsに標準搭載されているライティング機能で書き込むことができます。
とある事務処理で、「ディスクアットワンス方式」「ISO9660規格」でCDもしくはDVDにデータを書き込めとの指示があった。
詳細は記事の下部に記載するが、基本的に「Windows XP」「Windows Vista」「Windows 7」のいずれかで、標準搭載されているライティング機能で書き込めば問題ない。
【メディアに書き込むまでの手順】
[スタート] – [マイコンピューター(コンピューター)] – [CD/DVDドライブを選択]。
※Windows7/Vistaの場合はファイルシステムを選択(当記事の下部に詳細)。
書き込むデータを、CD/DVDドライブにドラッグする。
適当なディスク名と書き込み速度を選択して、次へ。
メディアへの書き込みが始まります。
ディスクアットワンスとは?
「ディスクアットワンス方式」とは、ディスク全体に一度でまとめて書き込む方式。
一度書き込みを行うと、データを全て消してしまわないと再書き込みはできない。
逆に、一度データを書き込んだ後にも追記できるような方式を「トラックアットワンス方式」「パケットライト方式」と言い、CD/DVDドライブに付属しているライディングソフトなどに用いられることが多い。
ISO9660とは?
「ISO9660」とはメディアに書き込む際のフォーマットの事。
Windows Xpの標準ソフトでメディアに書き込みを行った際は、「Joliet」と呼ばれるフォーマットで書き込みが行われる。
「Joliet」はISO9660の上位互換、つまりISO9660に対応しています。
Windows Vista/Windows 7の標準ソフトでメディアに書き込みを行う際は、【ライブファイルシステム形式】【マスタ形式】を選択する画面が表示されます。
「ライブファイルシステム」は、CD-RやDVD-RWでも、USBメモリのように何度もファイルの追加や削除が可能な形式です。
「マスタ形式」は、他のPCとの互換性に優れていますが、個々のファイルの追加や削除はできません。
さて、このライブファイルシステムは大変便利な機能ではありますが、適用されるフォーマットは「UDF1.5」「UDF2.0」「UDF2.0」「UDF2.5」「UDF2.6」となっており、いずれもISO9660との互換性はありません。
ですから、ISO9660フォーマットを指定されている場合は、【マスタ形式】で書き込む必要があります。
マスタ形式で書き込みを行うと、UDF-Bridge(UDF1.02)と呼ばれるフォーマットが適用され、これは「ISO9660」に対応しています。