株・経済・マーケティングビジネスを映画で手軽に勉強する
見るだけで勉強になる 『株・経済・マーケティング』 に関する映画を紹介します。
株や為替に興味はあるけどやったことは無いという人には、
これらのDVDをみるだけで、取引のおおまかな流れが掴めると思います。
もちろん、今現在、株をやってる人はそれ以上に主人公に入り込めて楽しめますよ。
ウォール街
ウォール街
1987年公開と古い映画ではあるものの、経済・金融を題材にした映画として、
現在でも評判高い作品で、ブルーレイディスクでも再販されている。
証券会社に勤める主人公バドは、ある日、大口投資家のゲッコーと出会う。
一攫千金を夢見ているバドは、インサイダー犯罪という危険な道を渡りながらも、
なんとかゲッコーに認められ、大きな取引で成功させていく。
そして徐々にお金持ちへの階段を登って行くが、
豪腕投資家ゲッコーの冷酷さ故、様々な葛藤や苦悩にぶちあたる。
証券会社と個人投資家との関係や、インサイダー取引の具体的な例など、
株取引の大きな流れを掴むことが出来ます。
「株関係の映画」と言えば、まず名前が挙がる作品なので、
株に興味がある人は、見ておいてまず間違いありません。
古い映画には何か物足りなさを感じることが多いのだが、この映画は違った。
もちろん、株という題材が自分の関心とマッチしているという大きな理由もあるが、
最初からずっと引きこまれたままで、あっという間の二時間でした。
続編として「ウォールストリート」があるが、こちらは金融関係というよりも
人間ドラマ的な要素が強いので、さほど勉強にはならない。
マネー・ゲーム 株価大暴落
マネー・ゲーム 株価大暴落
違法カジノを経営する若者セス。
大学を中退し淡々と生活していたある日、
経営するカジノに超高級車フェラーリに乗った友人グレッグが現れる。
裕福な生活に憧れていたセスは、その友人グレッグの誘いで、
彼が務める証券会社のトレーダーとなった。
元々才能のあったセスは、メキメキと力をつけていき、
あっという間に何十人もの顧客を抱えるエリートとなるのだが
ある日、会社の大きな問題に直面する。
証券会社がどのように利益を上げているのか、
またどのような目線で個人投資家を見ているのかが分かる作品で、
正直、もう銀行マンや証券マンなんか信用できなくなる。
作中に、さきほどオススメした映画「ウォール街」の一面が出てくる所があり、
セスの仲間たちがゲッコーの話をするシーンはなんか笑えてしまった。
この作品のシナリオは別として、
「お金を稼ぐのは悪いことではない」 これ大事!
マネートレーダー 銀行崩壊
マネートレーダー 銀行崩壊
銀行マンのニックが海外での仕事を評価され、銀行の取引員としてトレードを任されることに。
当初は順調だったものの、日本の阪神淡路大震災により、多額の負債を抱えてしまう。
しかし、大きなこのミスを公にしては自分の立場が危ないと、架空口座で損失を隠すことに。
それが仇となり、負債はどんどんと大きくなっていく。
なんとこの映画、1995年に起こったベアリングス銀行の実話。
最終的にどうなったかは映画を見ていただくとして、
これが実話だと知ると、衝撃的な展開です。
一度目の取引ミスで抱えた負債を隠そうとする様は、
みてるこっちがドキドキしっぱなし。
やばいポジションを抱えたまま週末を迎えたことがある人は分かるはず。
作中では、「先物とは?」といったちょいちょい基礎的な会話もあるので、
先物がどういった仕組みで儲けになるのかわからないという方にもオススメです。
マネーボール
マネーボール
ブラピ主演のメジャーリーグを題材とした映画で、
予算が少なくスキルの低い選手しか集められない弱小チームが、
超高額の選手ばかりを集めたチームを倒し、シリーズ優勝を目指すというもの。
その為に、今までの曖昧な野球論ではなく、データを駆使したマーケティング理論を用いて、
自分達のチーム予算と必要なスキルを持つ選手見極め、次々と成果を上げていく。
例えば、「ヒット(単打)を打つ選手」 と「ファーボールで出塁する選手」、契約金には大きく差が出る。
出塁することが勝利に必要な条件であることには違いないのに。
それならば、ファーボールで出塁する選手を安い金で獲得する方が良いに決まっているのだ。
実際の現場でも、売上に繋がる要素が
商品パッケージなのか、インターネット広告なのか、あるいは商品の陳列位置なのか、
どこに注力を注ぐべきかをしっかりと見極める必要がある。
また、GM(総指揮官)・スカウト・監督との関係性を使い、
理論値通りにデータを近づけることの難しさについても上手に描かれている。
野球が題材とはなっているが、野球を知らない人でも
マーケティングに興味がある人なら絶対楽しんでもらえる作品です。
【番外編】 トレーダーゲーム
トレーダーゲーム
今月レンタルが開始されたばかりの新作映画。
ある日、主人公エルワンは、気象情報と株のチャートに共通のパターンを発見する。
さっそく、そのパターンで大きな取引に挑むも失敗。
しかし、再度自分のファンドを立ち上げ、見事大成功を収めるが・・・
気象と株のチャートが関連する理論も曖昧でピンと来ない。
終始、主人公にイライラさせられる展開で、ストーリもありきたり。
と思っていたら、オチで盛大に吹いたw
株の勉強には全くならないが、暇で仕方ないって方はご覧になってみては?
僕はカテゴリごとに一日で全て見てしまうのが好きなのですが、
この手のDVDは息が長い作品が多いようで…
レンタルショップではどれかしらがレンタル中になってて、
なかなか一気にレンタルすることができず、宅配レンタルを利用しました。