地デジ対応テレビを買ったけど、BS/CSが映らない!って時の解決法(アパート・マンション編)
BS/CSを視聴する場合は、テレビのアンテナケーブルを2本に分ける「分波器」が必要です。
最近の一般的なアパートやマンションでは、集合住宅用アンテナが設置してあり、自分でアンテナを設置しなくても、WOWOWなどの衛生放送(BS)、スカパーなどの通信衛星(CS)を見ることができます。
もちろん、WOWOWなどの有料チャンネルは、月額費用を払わないと見れませんが、地上デジタル放送を受信できる地デジ対応テレビがあれば、BSjapan、BSフジ、BS-TBS、BS日テレ、BS朝日といったBSデジタル放送は無料でも見ることができます。
そして、その地デジ対応テレビが、ようやく我が家にも届きました。
電気屋さんが配達・配線までしてくれたよ、ありがとう。
ところが
…あれ?BSが映らないぞ…
テレビの裏側に周り配線を見てみると、
「おや?分波器が付いていない」
BS/CSが映らないときは、分波器が付いているか確認しよう
アパートやマンションなどの集合住宅では、一本のケーブルに地上デジタル放送の信号とBS放送の信号を混合して配信されており、この混合された信号データを地デジ信号とBS信号に分ける必要があるのです。
その役目を果たすのが分波器。(高い周波数をBS、低い周波数を地デジとして分けている)
以下の写真を見てください。
もし「地デジ対応テレビを買ったけど、BS/CSが映らない!」ってことで、この記事をご覧の方、ご自分のテレビの裏側を見てみてください。
写真のようにケーブルが2本ではなく、一本しか来ていないのではないでしょうか?
そこで必要になるのが『分波器』
分波器の接続方法
分波器に通して分けた地デジ信号用ケーブルとBS/CS信号用ケーブルをテレビの各差込口に配線します。
差込口が一つしかない方に、コンセントから来てるケーブルを差して、反対側の二つに分かれたケーブルをテレビの各差込口に差し込むだけです。
分波器と分配器の違い
ちなみに、さきほどの分波器を取り付けた写真をよく見てみると、「分波器」ではなく「分配器」と機器に書いてあります。
分波器と分配器の違いはというと、分波器が地デジ信号とBS/CS信号を周波数で分ける機器。
この記事のように集合住宅の混合された信号を分ける場合に使用します。
分配器が信号を二つに分割する機器。ケーブルが一本しか来てない時、2台以上のテレビに分けて接続する時に使用します。
おいおい、じゃあなぜ、分配器を使ってるのか?
と言うと…このときは、分配器の方が値段が安かったんです。
分配器は、データを分割するので、電波が減衰してしまいデジタル放送の電波が弱いところでは、うまく受信できない場合があります。
しかし、今時そんな場所は滅多に無いのですし、結果的には分波器と同じ結果を得られます。
もちろん、全く問題なかったですよ。
「1端子通電型」「全端子通電型」の違い
分配器・分波器には、「1端子通電型」「全端子通電型」があります。
写真に使用している分配器には、片側だけ「電通側」という表記がありますよね?
これが、「1端子通電型」を表しています。
これが両方書いてあるのが「全端子通電型」。
二つのタイプの違いは、電力を供給する力があるかどうかですが、共同アンテナの場合、ブースターとかに電力供給することもないですし、気にする必要ないですよ。
ただ、「1端子通電型」の分配器の方が値段が安いので、安いのを選べば、自然と1端子通電型の分配器が候補になってるはずです。
もし、アパートやマンションがBS/CS放送に対応しているか分からない場合、今、地上デジタル端子の方に接続されている一本のケーブルを引き抜いて、BS/CS端子のほうに差し込めんでみると、BS/CSが映るようになります。
それでも映らない場合は、BS/CS放送に対応していない可能性が高いです。