停電?ブレーカーが落ちた!UPSでデスクトップパソコンの故障を防ぐ
最近、わが家ではブレーカーが頻繁に落ちます。
赤外線ヒーターを付けているのに、電子レンジとドライヤーを同時に使ったらそりゃ落ちるよ…
家族に「あまり同時に電気を使わないでね」とお願いしてみたものの、翌日には再発。
何が嫌かって、いきなりパソコンの電源をストン!と切られるわけです。
こんなこと繰り返してたら、いつかシステムデータがクラッシュしてパソコンが起動しなくなる。
もし、ハードディスクにデータを書き出してるタイミングだったら?
もし、Windowsの自動アップデート中だったら?
考えただけでもゾッとする…
対策としては、電力会社に問い合わせて契約アンペアを一段上げればいいけれど、基本料金は上がるし(約300円/月アップ)、契約変更の手続きも面倒。
そこで、無停電電源装置(UPS)を購入しました。
無停電電源装置(UPS)とは?
UPSとは、簡単に言うと『バッテリー』です。
もしブレーカーが落ちたり停電が起きたりしてパソコンへ電源が供給されなくなっても、このUPSに内蔵されたバッテリーからパソコンへ電源が供給されます。
つまり、コンセントから電気が来ていなくても、一定時間パソコンの電源を保持してくれるんです。
持続時間は、UPSのグレードによって違います。
基本的には値段が高いものほど長時間維持してくれますが、それでも数十分です。
僕の場合、ブレーカーを上げるまでの数分間持ちこたえてくれれば良かったので、一番値段の安いUPSを購入しました。
UPSの容量「VA」「W」とは?持続時間について
『APC ES 425 BE425M-JP E』の出力容量は『425VA / 255W』
VA(ボルトアンペア)とW(ワット)は、どちらも消費電力を示しています。
VAとWの違いを簡単に説明すると、VAがロスされる電力も考慮した消費電力、Wがロスされる電力を考慮していない消費電力です。
パソコンの消費電力に比べてUPSの消費電力が大きければ大きいほど、長い時間、パソコンの電源を保持できます。
例えば、僕が使用しているDELLのパソコン『Inspiron 3647』のW(有効電力)は『最大220W』と仕様書に記載されています。
一般的なデスクトップパソコンも、だいたい同じ『200W』ぐらい。
『200W』なら、『APC ES 425 BE425M-JP E』の規格『255W』に収まっています。
VA(皮相電力)で考える場合は、Wに0.6を掛けることで算出できます。
※この『0.6』という数字(力率)はパソコンに対しての目安値で、機器によって異なります。
220(W)÷0.6=366(VA)
これでも、『APC ES 425 BE425M-JP E』の規格『425VA』に収まっています。
小難しい話になりましたが、メーカーのサイトに分かりやすいグラフがありました。
220Wの場合だと、ランタイム(持続時間)は4分ぐらいですね。
一括集中スイッチ付きの電源タップとUPSの接続方法
一括集中スイッチ付きのテーブルタップでパソコンおよび周辺機器の電源ON・OFFを行いたい場合は、非連動口(スイッチOFFでも通電)のある電源タップを用意してください。
一括集中スイッチで『APC ES 425 BE425M-JP E』の電源まで遮断してしまうと、起動する度に毎回UPSの電源ボタンを押さなくてはならない為、非常に面倒です。
周辺機器はスイッチでON・OFFの一括操作を行いますが、UPSを接続したデスクトップは常に電源を繋いだ状態という事になります。