公開日:2017年9月30日

「ソニー」と名乗る光回線の営業マンがやってきた

「NTTから来ました」っぽく見せて、実は『光回線の代理店でした』っていう手口

久々にうちのアパートに光インターネット回線の訪問販売がやってきた。

玄関のドアを開けると、立っていたのは30代くらいの男性。

「先日、NTT光回線の工事が完了しまして…つきましては、順次、お客様に回線切り替えのご案内を致しております」

と、やっぱりまたいつもの『NTTから来ました』っぽく見せて、実は『光回線の代理店でした』っていう手口だ。

その男が羽織ってる青いジャンパーには、胸のあたりにデカデカと【光】という文字がプリントされていて、それが逆に胡散臭さを醸し出している。

「NTTの方ですか?それとも、光回線の代理店の方ですか?」と聞くと、「ソニーです。えっと、NTTとソニーの間にある会社でして、代理店というか共同でサービスを提供してまして…」

いや、それが代理店だって。

否定派するな!とでも営業マニュアルに書いてあるのかな?

『ソニー』というキーワードが出てきたので、おそらくソニーグループの『So-net』というがプロバイダが提供してる『NURO光』の営業だと思ったが、NURO光はまだ宮崎を含む西日本エリアではサービスを提供していない模様。

どうやら、「プロバイダを乗り換えてくれ」という勧誘だったらしい。

「いや、大丈夫です」と断るも、結構しつこく食いついてくる。

営業マン:「今のプロバイダである必要はないですよね!?」

僕:「今のプロバイダである必要もないですけど、今のプロバイダに不満はありません」

営業マン:「え?でも今のプロバイダである必要はないですよね!?」

出た!YESセット話法!

とにかく「はい」と言わせて、話を有利にすすめたい感をプンプン放ってきます。

めんどくさ…と思い、ドアを閉めサヨナラしました。

NTTに装って義務的な流れで契約させる手口は、本当に許せない。

あまりパソコンに詳しくない人なら、「あ、そうなんですか!分かりました」と申し込みしてもおかしくないやり方だった。

しかし、難しいのが商品自体は詐欺でない事。

羽毛布団や仏壇みたいにボッタくり価格の商品なら「騙された!」と叫ぶか人が多いかもしれないが、ネットの料金でボッタくりはない。

むしろ、今契約してるプランによっては月数百円くらい安くなる場合だってある。

回線自体もNTTの光回線を利用するのは変わらないから、品質が大きく下がるわけでもないし。

ただ、もしNTTと勘違いして申し込んでしまい、キャンセルを希望する場合は、すぐにその業者に連絡しましょう。

光回線など通信サービスは、クーリングオフの類似制度『初期契約解除制度』が利用できます。

契約書類を受け取って8日以内なら、契約を解除することができる制度です。

ただし、回線工事や初期費用などの料金は払う義務がありますので、請求されてしまう前に早めの連絡を。

最近、光回線系のトラブルが多いので、通信会社側もクレームに対しては丁重に扱います。

おそらく、揉めることはないと思いますよ。

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