ナナコカードで無駄遣いが増える件
129円と98円には大きな壁がある。
セブンイレブンの商品棚に並ぶサントリーウーロン茶。
買うのは決まってこのお茶だと決めているのですが、この日は、『nanacoボーナス!さらに30ポイント』というPOPが付いていました。
129円のお茶が『実質98円』という事になる。
これはでかい。
と同時に「ナナコだけずるい…」と、なんだかナナコを持っていないことが凄く損してる気分になった。
でも僕、電子マネーとかクレジットカードが嫌いなんですよ。
作るのが面倒だというのもあるし、やっぱり『使い過ぎる』というのが一番嫌。
クレカ肯定派の人たちからすれば、「そんなの使い過ぎない様に気を付ければいいだけじゃん!」と言いれると思いますが、たぶん、その人たちは使えるお金に余裕あるんです。
小さな買い物を『無駄遣い』だと思っていないだけで、カードが無かったら買ってないものだってたくさんあるはず。
例えば…
- 手持ちのお金がなくても、飲食店やコンビニに入る。
- ポイントが付く商品に自然と目が行ってしまう。
- 溜まったポイントを消化する為の買い物。
などなど。
カードを持っているからこそ起こしてしまう行動がある。
心理学の研究においても、「カードなど実体のないもので支払ったお金は、現金で払うときよりも心理的負担が少ない」と言われています。
例えば、楽天ポイントとかツタヤポイントで何か買ったとき、現金と同じようにお金を払った感覚になりますか?
おそらく「ポイントだからタダみたいなもんだわー!」と思う人が大半だと思います。
もちろん、僕も同じです。
だから、ポイントで物を買う時は、
- 使用期限が迫ってるからとりあえず買おう
- ちょっとぐらい送料で損してもいいや
なんて感じで、物を買うまでのハードルがぐーっと下がります。
もし、これが現金なら買ってないかもしれないですし、もっと慎重に買い物しているはずです。
クレジットカードとポイントでは慎重さの重みは違いますが、『現金と同じ価値があるものを、同じ価値として扱わなくなってしまう可能性がある』というのは同じ。
でも、そうやってお客がお金を余計に使ってくれるから、お店側は高い手数料(お客が買い物した金額の1%~5%)をカード会社に払ってまで、クレジットカード決済システムを導入するわけです。
もちろん、電子マネーとかクレジットカードが悪いことばかりではありません。
メリットもあります。
- お金を持ち歩かなくていい。
- 会計がスムーズ。
- そして、ポイントが付いてお得。
結局、ナナコカード作りました。
発行手数料として300円取られました。
セブンイレブンに良く行くようになりました。
財布の中身を気にせず、コンビニに入るようになりました。
高いポイントが付く商品をなぜか買ってしまいます。
チャージした一万円があっという間に無くなりました。
完全にお店側の思惑通りの行動パターンにハマってしまいましたね(笑
皆さん、お気をつけて~