公開日:2019年10月17日
ネタ切れしないこち亀の著者「秋本治の仕事術」を読んだ
「ネタは腐るほどあった」
そう書いてあるんですよ、この本には。
40年間も週刊ジャンプに掲載しておきながら、ネタ切れしない。
一体、こち亀にはどんなテクニックが隠されているのか?
僕はそれが知りたくて、この本を買いました。
毎日毎日、ブログのネタ切れに悩まされていますからね・・・
ところが、この本に書いてあったのは「当たり前のことばかり」でした。
正直、特別すごいテクニックは何一つなかった。
他のビジネス書と似通った内容も多いです。
でも、そうなんですよね。
当たり前のことを当たり前にこなすのが一番大変なんです。
- ちゃんとスケジュール通りに動く
- ちゃんと取材をする
- ちゃんとブログを書く
当たり前なんだけど、中々それができない。
僕は、すぐ気が散ってスプラトゥーンしちゃうし、コストが掛かるから取材もできるだけやらないし、ちゃんとブログも書けてない。
こんな凄いマンガ家がやっていることを、ただの一般人の僕がやらなかったら、勝てるわけがないんです。
しかも、マンガ家はアイディアを出すだけじゃない。
ネームを考えて、さらに画を書く時間も必要です。
違い過ぎる実力の差に、「ドーン!」と現実を叩きつけられたような気持ちになりました。
ネタがないとか、モチベーションが上がらないとか、そんなこと言ってる場合じゃない。
とにかくやるしかない。
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
技術が身につくというよりは、折れそうな心を励ましてくれる。
そんな優しい本です。